第6回 全国地域おこし 名人・達人サミット in 桶川・北本

分科会A~D(17日)こんな分科会になりそうです

2024年11月11日

分科会A(特別分科会) 知る・学ぶ・やってみようか〜食・農・学校給食

 農業従事者の激減、高齢化、後継者不足。増大する遊休農地、耕作放棄地、輸入に依存した食料。日本の農業、食料はまさに危機に直面しています。その中で、食の安全と子どもへの影響を心配し、給食の無償化を求める人たちが増えています。環境、国土の保全など農業・農地の多面的機能の大切さも改めて注目されています。
 この分科会では鈴木宣弘教授の基調講演に学び、島村菜津さんのコーディネートで、多様な農業実践、給食費無償・オーガニック給食を実現した千葉県いすみ市の経験、給食費の無償化やオーガニック給食を求めて活動している皆さんなどからの発言を通じて、食料・農業・学校給食等の現状と課題を知り、その重要性を共有し、一人ひとりが実践するきっかけとなることをめざします。

分科会B 市民が仕事をおこすということ 労働者協同組合法を活用して新しい可能性に挑戦

 労働者協同組合法とは、働く者が出資し、話し合って運営する協同組合に法人格を与える法律。「雇う・雇われる」関係ではなく、働く者が主人公になって地域のためによい仕事をするワーカーズコープやワーカーズコレクティブなどの40年余の運動が実り、4年前、全党一致で成立。2年前の10月に施行されました。
 地域に本当に必要な仕事なのに、担い手の高齢化や、事業を成り立たせる仕組みの問題などで「あとつぎがいない」というような現実がある一方、地域のために仕事をおこしたい、働きたい、という人、とくに若い人たちも増えています。
 労働者協同組合法を活用してどう新しい展望を拓いていくのか。
 この分科会では、リレートークに続いて「べにっこ」の永井照子さんが登壇します。問題山積の農や食の事業の継続について、福祉との連携、みんなで出資して働く協同労働による展開などと共に考えます。おけきたサミット発起人の一人、日本社会連帯機構代表理事の永戸祐三さんがコメンテーター。「参加した人たちが『今とは違った流れができるかもしれない、展望が持てそうだ』と思える分科会にしたい」と話しています。

分科会C 北本団地のこれからを考える

 UR北本団地ができて53年になります。2000余世帯、7000人を超える入居者が集い、一気に北本町を市に昇格させました。
 以来50余年の歳月は市全体の自治活動にも、街の活性化にも大きな影響を与えてきました。北本市は団地ができた頃は5~6%の高齢化率だったのが今は30%ほどで、北本団地に限ると47%を超える高齢化率となっています。
 この分科会では団地の諸課題や取り組みを共有し合うと共に、先駆的に団地の活性化や居場所、課題解決の活動や住民の活躍の場づくりを実践する千葉県佐倉市の中志津団地にある、ワーカーズコープ中志津の実践を学び、北本団地のこれからと共に、地域全体の問題である自治会の高齢化・加入率の低下、地縁団体の連携、担い手の創出、コミュニティの活性化についても議論します。

分科会D 地域のケア=地域力 みんなが主人公になるまちづくり

 福祉サービスや制度は高齢・障害・子どもというように縦割り・分野割になっています。しかも、SOSが出せないと、なかなか支援につながらないのが今の社会の仕組み。でも、本当はSOSを出したい、サポートが必要な人はもっといるはず。
 分科会では、制度の縦割り、分野割、支援する―される関係を越え、地域でお互いを支え合い、誰もが主人公になれるまちづくりについて考えます。
 東京都大田区の、高齢者見守りから地域見守りへと進む「みま~も」と、北本・桶川の実践から学びます。
 行政・専門職・利用者・住民が同じステージで学び合い、話し合い、アイディアを出し合い、誰もが集える居場所づくりに一歩踏み出す、そんな場にしたいと思います。

2日目(17日)のプログラム・登壇者はこちらから

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